持続可能な社会を未来に残す

地方の人口がどんどん減少し、地方から活力が失われています。
地方の活力を取り戻すためには、地方にあるものを活かしていかなければなりません。

数十年前までは、山では林業を営み、田んぼでは稲作を行い、川の流れを利用して水車を動かしていました。
現在はどうでしょう。化石燃料など便利なエネルギーが安価に入手でき、今まで利用していたものをすべて手放してしまいました。

これから地方が活力を取り戻し、持続可能な社会を未来に残すためには、それぞれの地方にあるものを再び活かしていかなければなりません。

ただ、活かす方法は以前と同じではありません。
山では、素材として木材、素材以外の木材は燃料として利用し、電気と熱を生み出せます。田んぼでは、食料として米や野菜とともに、太陽光発電による電気も作れます。川の流れは、水力発電として開発できる可能性があります。これらの開発を行うことで、工事・運転にかかわる雇用が生まれるとともに、これまで、石油代や電気料金として地域の外に出て行っていたお金が、地域の中で循環するようになります。

エネルギーが地域で生み出せることにより、新たな製品づくりのチャンスともなります。昔利用していたものを再び利用することで、地域で仕事をする若者が増えれば、また活力ある地方が戻ってくるはずです。そんな世の中に一歩でも近づけていくために、私どものできることをさせていただきます。